「親にどう切り出せばいいかわからない」――それが最初のハードル
大学1年の春、友人が脱毛サロンに通い始めた。「ヒゲ剃り毎日やるの面倒だし、青ヒゲも気になるから」と、あっけらかんと話していた。自分もやりたいとは思ったが、問題は2つあった。お金と親だ。
学生でメンズ脱毛を検討している人の多くは、この2つで足踏みしている。脱毛の情報は調べれば出てくるが、「学生の自分でも通えるのか」「親になんて言えばいいか」という部分に答えてくれる記事は意外と少ない。
このガイドでは、学割プランの料金比較から、未成年の場合に必要な同意書の話、そして親に話を切り出す具体的な方法まで、学生目線でまとめていく。実際に大学生のときに脱毛を始めた立場から書いているので、リアルな部分を参考にしてほしい。
学生がメンズ脱毛を始めるメリット
社会人になる前に終わらせられる
脱毛は1回では終わらない。ヒゲなら8〜15回、全身なら5〜10回が目安で、期間としては1年〜2年かかるのが一般的だ。
学生のうちに始めれば、社会人になるころには完了している計算になる。社会人になると仕事帰りに通う時間を確保するのが面倒になるし、忙しさを理由に途中で辞めてしまう人も少なくない。
時間に比較的余裕がある学生時代は、脱毛を始めるタイミングとしては実は最適だ。
学割で20〜30%安くなるケースが多い
後で詳しく比較するが、主要なサロン・クリニックの多くが学割を用意しており、一般料金より20〜30%安い。中には学割と他のキャンペーンを併用できるところもある。
たとえば、ヒゲ脱毛6回コースが一般料金89,000円のところ、学割で63,000円。この差額26,000円は、学生にとって大きい。
毎朝のヒゲ剃りから解放される
大学生活で地味にストレスなのが毎朝のヒゲ剃り。特にバイト先で「清潔感」を求められる接客業だと、剃り残しにも気を使う。
脱毛が完了すると、この毎日のルーティンがなくなる。年間で考えると、ヒゲ剃りに使う時間は約60時間(1日10分×365日)。カミソリやシェービングフォームの費用も年間6,000〜12,000円はかかっている。長い目で見れば、脱毛は「時間とお金の投資」として合理的な選択だ。
学割プラン比較【2026年4月最新版】
2026年4月時点で、学割プランを用意している主要サロン・クリニックの料金を比較した。
| サロン/クリニック | ヒゲ脱毛(6回) | 全身脱毛(5回) | 学割率 | 未成年対応 | 支払い方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| メンズリゼ | 59,800円 | 229,800円 | 20%OFF | 同意書必要 | 分割OK(月3,100円〜) |
| メンズエミナル | 45,600円 | 189,000円 | 最大13%OFF | 同意書必要 | 分割OK(月2,850円〜) |
| ゴリラクリニック | 46,800円 | 296,800円 | 10%OFF | 保護者同伴 | 分割OK(月3,000円〜) |
| メンズクリア | 52,800円 | 218,660円 | 学割あり | 同意書必要 | 分割OK |
| 湘南美容クリニック | 29,800円 | 178,000円 | 5%OFF | 同意書必要 | 分割OK(月3,200円〜) |
注目してほしいのは分割払い。「一括で20万円なんて払えない」という学生は多いが、月額3,000円台なら、バイト代から捻出できる範囲だろう。
ただし、分割払いは手数料がかかる。36回払いだと総額が10〜15%ほど膨らむことがある。できるだけ分割回数を少なくするか、一括で払えるならそのほうが得だ。
コスパで選ぶなら
ヒゲ脱毛のコスパだけなら湘南美容クリニックの29,800円(6回)は圧倒的に安い。ただ、予約が取りにくいという声はよく聞く。
全体のバランスで選ぶなら、メンズエミナルかメンズリゼが安定している。分割払いの月額が3,000円前後に収まるのは、学生にとって現実的だ。
未成年(18歳未満・19歳)の脱毛:同意書と親の同伴
2026年4月時点のルール
2022年4月の民法改正で成年年齢が18歳に引き下げられたため、18歳以上の大学生は自分の判断で契約できる。ただし、18歳でも高校在学中の場合は保護者の同意書を求めるサロンが多い。
17歳以下の場合は、ほぼすべてのサロン・クリニックで保護者の同意書が必要。ゴリラクリニックのように「初回は保護者同伴」を条件にしているところもある。
同意書に書く内容
同意書は各サロン・クリニックのWebサイトからダウンロードできる。記入する内容は一般的に以下の通り。
- 未成年者の氏名・生年月日
- 保護者の氏名・住所・連絡先
- 「施術の内容と料金を理解し、同意します」という文言
- 保護者の署名・捺印
基本的には親にサインしてもらうだけだが、「内容を理解した上で」という前提なので、親にきちんと説明することが求められる。
親への説得方法:3つのアプローチ
ここが一番知りたいポイントかもしれない。「脱毛したい」と親に言うのはハードルが高い。特に父親は「男がそんなことするのか」と抵抗感を示すこともあるし、母親は「高いんじゃないの?」と金額面を心配することが多い。
アプローチ1:コスト計算で説得する(論理型)
一番効果的なのは、「カミソリ代・シェーバー代と比較するとどうなるか」を具体的に見せることだ。
一生ヒゲを剃り続けた場合のコスト試算
– 電動シェーバー本体:15,000円(5年で買い替え×10回=150,000円)
– 替刃:年間6,000円×50年=300,000円
– シェービングフォーム:年間3,000円×50年=150,000円
– 合計:約60万円
一方、ヒゲ脱毛の費用は学割込みで5〜10万円。もちろん単純比較はできないが、「長い目で見たら安いんだよ」という説明は、親にも響きやすい。
アプローチ2:清潔感・第一印象の話から入る(実用型)
「就活のとき、青ヒゲだと印象が悪いらしい」「バイト先で清潔感が大事だと言われた」という切り口。
特に就活を控えた大学3年生なら、「就活準備の一環」として話を持ちかけると理解を得やすい。実際、採用面接で「清潔感」は評価項目に含まれることが多く、親世代もこの点は納得しやすい。
アプローチ3:自分のお金で払うことを先に伝える(自立型)
「バイト代で払うから、同意書にサインだけしてほしい」と最初に言い切る。親にとっては金銭的な負担がないとわかった時点で、ハードルがかなり下がる。
私の場合はこのアプローチを使った。「月3,000円の分割で、バイト代から出すから」と伝えたところ、母親は「自分で払うなら好きにしなさい」という反応だった。父親は「ふーん」の一言。拍子抜けするほどあっさりだった。
結局、親が気にしているのは「お金は大丈夫なのか」と「怪しいところに引っかかっていないか」の2点だ。大手サロン・クリニックの名前を出して、料金と支払い方法を具体的に見せれば、たいていの場合は納得してくれる。
学生が脱毛サロンを選ぶときのチェックポイント
チェック1:通いやすさ(立地と営業時間)
大学やバイト先から通えるかどうかは重要。片道1時間かかる店舗だと、5〜10回通うのが億劫になって途中で辞めてしまう人が実際にいる。
営業時間も確認しておきたい。大学の授業やバイトのスケジュールと合う時間帯に予約が取れるかどうか。特に土日は混みやすいので、平日に通えるほうが予約は取りやすい。
チェック2:予約の取りやすさ
人気サロンだと「次の予約が2ヶ月後しか取れない」ということがある。脱毛は毛周期に合わせて1〜2ヶ月おきに通う必要があるため、予約が取れないのは致命的だ。
カウンセリング時に「直近の予約状況はどのくらいですか?」と聞いておくこと。正直に教えてくれるところが信頼できる。
チェック3:追加料金の有無
初回カウンセリングで提示された金額がすべてなのか、それとも別途費用がかかるのかは必ず確認する。
よくある追加料金は以下の通り。
- 麻酔代(1回2,000〜3,000円)
- シェービング代(剃り残しがあった場合、1回500〜1,000円)
- キャンセル料(当日キャンセルで1回分消化、など)
「ヒゲ脱毛6回59,800円」と書いてあっても、毎回麻酔を使えばプラス12,000〜18,000円。この差は大きいので、事前に確認しておくべきだ。
チェック4:解約・返金ルール
「思ったより痛くて続けられない」「バイトを辞めてお金がなくなった」というケースは学生には起こりやすい。途中解約した場合の返金ルールは必ず確認しておこう。
クーリングオフ(契約から8日以内)はどこでも対応しているが、それ以降の解約条件はサロンによってまちまちだ。
脱毛の痛みについて:学生が知っておくべきリアルな話
「痛い」か「痛くない」かで言えば、ヒゲ脱毛はそれなりに痛い。特に鼻下とアゴは、輪ゴムでパチンと弾かれる感覚が強い。
ただ、痛みの感じ方は個人差が大きい。私は鼻下が特に痛くて、最初の3回は毎回涙目になった。一方で友人は「全然平気だった」と言っていたので、本当に人による。
痛みが心配なら、麻酔クリーム(1回2,000〜3,000円)を使う選択肢もある。特に医療脱毛の場合は麻酔が使えるクリニックが多いので、最初の数回は麻酔ありで試してみるのも手だ。
回数を重ねるとヒゲが薄くなり、痛みも軽減していく。3回目以降は「まあ我慢できるかな」くらいになったのが私の実感だった。
学生の脱毛スケジュール:いつ始めるのがベストか
大学1〜2年生:一番おすすめの時期
時間に余裕があり、就活前に完了できる。ヒゲ脱毛なら1年〜1年半で効果が出てくるので、大学1年の秋に始めれば、就活が始まる3年生の春にはかなり薄くなっている計算だ。
大学3年生:就活前の駆け込み需要
「もっと早く始めればよかった」と後悔する人が多い時期。就活に間に合わせるなら、3年の4月から始めても6〜8回は通える。完全にツルツルにはならないかもしれないが、明らかに薄くはなる。
大学4年生〜社会人直前
就活は終わっているが、社会人になる前に始めておきたいという人。社会人になると平日の通院が難しくなるので、卒業前に始めて、社会人1年目で完了させるスケジュール。
避けたほうがいい時期
夏(7〜8月)は日焼けのリスクがある。脱毛前後は紫外線を避ける必要があるため、夏に始めると日焼け止めの管理が面倒だ。秋〜冬に始めるのが理想的とされている。
よくある質問
Q:バイト代だけで脱毛費用は払える?
月3回のバイト(1回8,000円として月24,000円)をしていれば、分割払いの月3,000〜5,000円は十分に捻出できる。ただし、「全身脱毛の一括払い」はさすがに厳しいので、ヒゲだけ先に始めるか、分割を活用するのが現実的だ。
Q:友達にバレたくないのですが
通っていることを周りに言わなければバレない。施術直後に少し赤みが出ることはあるが、数時間で引く。ヒゲが薄くなっていくのは徐々にだから、「最近ヒゲ薄くなった?」と聞かれても「体質が変わったのかも」で通る。
ちなみに、最近は男性の脱毛に対する抵抗感はかなり薄れている。2026年の調査では、20代男性の約42%が「脱毛に興味がある」と回答している。バレたところで、「俺も行きたい」と言われる可能性のほうが高い。
Q:肌が弱くても大丈夫?
敏感肌やアトピーがある場合は、サロンよりも医療クリニックのほうが安心だ。医師の診察を受けた上で施術を進められるし、万が一トラブルが起きた場合もその場で対応してもらえる。
カウンセリング時に肌の状態を必ず伝えること。隠しても意味がないし、トラブルのもとになる。
まとめ:学割があるうちに始めるのが最もコスパが高い
学割が使えるのは学生のうちだけだ。同じ施術を受けるなら、数万円安くなるこのタイミングを活かさない手はない。
最初のステップとして、気になるサロン・クリニックの無料カウンセリングを予約してみてほしい。カウンセリングは無料で、その場で契約する必要もない。「話を聞いてから考える」で全然かまわない。
親への相談は、この記事で紹介した3つのアプローチのうち、自分の家庭に合いそうなものを選んで試してみること。案外、あっさりOKが出るかもしれない。
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