去年の夏、海に行く予定が入ってから慌てて脱毛サロンを探し始めた。で、各社のキャンペーンページを片っ端から見て回ったのだが、3時間かけても結局どこが本当に安いのかわからなかった。「最大80%OFF」と書いてあるのに、よく読むと対象は特定部位の1回目だけ。「月々2,980円〜」の表記をクリックすると、48回払いの総額は14万円を超えていた。
あの徒労感から学んだのは、キャンペーンの「見せ方」と「実質的な割引額」はまったく別物だということだ。
2026年4月時点で各社が打ち出しているキャンペーンを改めて精査した。広告上の最大割引率ではなく、実際に支払う総額ベースで比較しているので、参考にしてもらえると思う。
まずは主要5社のキャンペーンを一覧で比較
細かい説明に入る前に、全体像を把握しておきたい。2026年4月時点の主要キャンペーンを比較表にまとめた。
| クリニック/サロン | キャンペーン内容 | 対象プラン | 実質割引額 | 条件・注意点 |
|---|---|---|---|---|
| メンズクリア | 春の全身脱毛30%OFF | 全身8回コース | 約6万円OFF | 初回カウンセリング当日契約が条件。LINE登録で追加5,000円OFF |
| ゴリラクリニック | ヒゲ脱毛トライアル | 1回体験 | 約9,200円OFF(通常20,000円→10,800円) | 初回限定。コース契約時にトライアル分を差し引き可 |
| メンズリゼ | 学割20%OFF・のりかえ割10%OFF・ペア割10%OFF | 全身5回コース(269,800円) | 最大約8万円OFF(併用時) | 併用条件は要確認。学生証必須 |
| 湘南美容クリニック | ヒゲ3部位6回 29,800円 | ヒゲ脱毛 | 元値が最安クラス | 平日限定でさらに割引あり |
| レイロール | 業界最安値保証 | 全プラン | 他社見積もり以下を保証 | 関東中心の店舗展開。地方はアクセス難 |
この表を見て「結局どれがいいの?」と思うかもしれない。正直なところ、万人にベストな選択肢は存在しない。予算、部位、通える地域、ライフスタイルによって答えが変わるからだ。以下、各社の詳細を掘り下げていく。
第1位:メンズクリア ── 全身脱毛を本気で考えているなら最有力
2026年4月のメンズクリアが打ち出しているのは、春の全身脱毛キャンペーンで最大30%OFF。通常価格から計算すると、約6万円の割引になる。さらに初回来店時にLINE友だち登録で5,000円OFFクーポンが追加されるので、合わせると約6.5万円のコストダウンだ。
知人が先月このキャンペーンで契約したのだが、全身8回コースの総額は約15万円だったと聞いている。月々の分割払いで6,300円台からスタートできるので、手元にまとまったお金がなくても始められる設計になっている。
ただし、ひとつ引っかかる点がある。このキャンペーン価格が適用されるのは、初回カウンセリング当日に契約した場合のみ。「一度持ち帰って考えたい」と伝えると、通常料金に戻ることがある。これは業界全体でよくある手法だが、初めて脱毛サロンに行く人にとってはプレッシャーに感じるだろう。
対策としては、カウンセリングに行く前にある程度の情報収集を済ませておくことだ。この記事を読んでいるなら、少なくとも他社との比較はできているはず。あとは自分の予算と照らし合わせて、「この金額なら契約する」というラインを決めてから足を運ぶのがいい。
春は「夏までに間に合わせたい」という需要が一気に高まるシーズンで、各社が年間で最も力を入れて割引を打ち出す時期でもある。全身脱毛を検討しているなら、このタイミングを逃す手はないと思う。
第2位:ゴリラクリニック ── まず1回試したい慎重派に最適
ゴリラクリニックの2026年4月のキャンペーンは、ヒゲ脱毛トライアル1回10,800円。通常の1回単発が約20,000円なので、ほぼ半額で体験できる計算だ。
僕がメンズ脱毛を始めたのは3年前、まさにこのトライアルがきっかけだった。正直に言うと、最初はかなりビビっていた。「どのくらい痛いのか」「本当に効果があるのか」「高額なコースを契約させられるんじゃないか」──そういう不安を全部抱えたままカウンセリングに行った記憶がある。
結果的に、トライアル1回で「これなら続けられる」と確信できたのは大きかった。痛みは想像していたほどではなく、施術後3日目くらいからヒゲの伸びが明らかに遅くなったのがわかった。その後6回コースに切り替えて、トータルで約12万円。トライアル分の10,800円はコース料金から差し引いてくれたので、実質的にトライアルは無料のような形になった。
ゴリラクリニックのいいところは、医療機関であること。万が一の肌トラブルにもその場で医師が対応してくれる安心感は、エステ系サロンにはない強みだろう。
一方で、予約の取りにくさは覚悟しておいたほうがいい。特に土日は2〜3週間先まで埋まっていることが珍しくない。平日の昼間に時間が取れる人のほうが通いやすいのは間違いない。
第3位:メンズリゼ ── 割引の組み合わせで最大30%OFF
メンズリゼは派手な一発キャンペーンではなく、常設の割引制度を複数用意するスタイルだ。学割で20%OFF、他社からの乗り換えで10%OFF、友人と一緒に来店するペア割で10%OFF。
この割引、条件次第で併用が可能な場合がある。学生で、かつ友人と一緒にカウンセリングに行けば、最大30%OFFが適用される可能性が出てくる。2026年4月時点の全身脱毛5回コースは通常269,800円なので、30%OFFが通れば約189,000円。差額は約8万円で、これはかなりインパクトのある金額だ。
ただ注意してほしいのは、併用条件は頻繁に変更されるということ。ネット上の古い情報を鵜呑みにせず、必ずカウンセリング時に最新の条件を確認してほしい。僕が2024年に調べたときと2026年現在では、併用できる組み合わせが一部変わっていた。
メンズリゼのもうひとつの特徴は、コース終了後の追加照射が通常の半額以下で受けられる点。5回コースで満足できなかった場合でも、追加のコストを抑えられるのは心理的に楽だ。脱毛は個人差が大きいので、「5回で完了しなかったらどうしよう」という不安がある人には向いている。
第4位:湘南美容クリニック ── 元値の安さで勝負
湘南美容クリニックの特徴は、キャンペーンに頼らなくても元の価格設定が安いこと。ヒゲ3部位(上口ヒゲ・アゴ・アゴ下)6回で29,800円という価格は、2026年4月時点でも業界最安クラスだ。1回あたり約4,967円。他社のトライアル1回分の価格で、6回通えてしまう計算になる。
さらに平日限定の割引があり、平日に通える環境の人ならコストパフォーマンスは圧倒的だろう。
職場の同僚が実際に平日の有給を使って通っているのだが、予約の取りやすさも大きなメリットだと言っていた。土日は混雑して2週間以上待つことがあるのに対し、平日なら翌週には予約が取れるケースがほとんどだそうだ。施術自体は15分程度で終わるので、有給を丸1日使うのがもったいなければ、午前中に施術を受けて午後から出社するという使い方もできる。
一方で、湘南美容クリニックは全国に130院以上を展開する大手だけに、担当者が施術ごとに変わることがある。「毎回同じ人にやってほしい」という人には少しストレスかもしれない。ただ、技術レベルは院内で標準化されているので、仕上がりに大きな差が出ることはほぼないと聞いている。
第5位:レイロール ── 他社の見積もりがあるなら最安値を保証
レイロールの「業界最安値保証」は、他社の見積書や料金表を持参すれば、それよりも安い価格で契約できるという制度。キャンペーンというより恒久的な仕組みだが、結果として最安値を実現できるのは事実だ。
2026年4月時点のヒゲ脱毛は1回3,000円台から。10回パックだと約25,000円という設定になっている。ヒゲ1回3,000円台は他社と比べても破格の水準で、価格だけを見れば文句なしの1位だ。
ではなぜランキング5位なのかというと、店舗が関東圏に集中しているからだ。東京・神奈川・千葉・埼玉に住んでいる人にとっては最有力候補になりうるが、それ以外の地域に住んでいる人にはそもそも通えない。大阪や名古屋からわざわざ交通費をかけて通うと、トータルコストでは他社のほうが安くなってしまう。
関東在住で、すでに他社のカウンセリングを受けて見積もりを持っている人なら、レイロールに持ち込んで価格を比較してもらう価値は十分にある。
キャンペーンで契約する前に確認すべき4つのこと
ここからは、どのクリニック・サロンを選ぶにしても共通して気をつけるべきポイントを整理する。僕自身が痛い目を見た経験も含めて書いているので、ぜひ目を通してほしい。
1. 月額表示の裏にある総額を必ず確認する
「月々2,980円から」と大きく書かれた広告を見て、「年間でも3.6万円くらいか」と思ってしまう人がいる。しかし実態は、36回や48回の分割払いで、総額は10万円を超えるケースが珍しくない。
僕は一度、月額の安さに引かれてカウンセリングに行き、契約書にサインする直前に「これ、総額でいくらですか?」と聞いたことがある。返ってきた答えは14万8,000円。月々3,500円の42回払いだった。あのとき質問しなかったら、そのまま契約していたかもしれない。
契約前に必ず確認すべきは、「総額」「分割回数」「分割手数料の有無」の3点だ。
2.「本日限定」の焦らしに乗らない
「今日中に契約いただければ○万円OFF」というのは、脱毛業界に限らず常套手段だ。冷静に考えてほしいのだが、本当にお得なキャンペーンなら翌月も同じような内容で実施されることがほとんどだ。
もちろん、事前に情報収集を済ませていて、「この価格なら契約する」と決めていた金額以下だったなら、その場で契約するのは合理的な判断だ。問題は、十分な比較検討をしないまま、焦りだけで契約してしまうパターン。クーリングオフの対象にはなるが、手続きの手間を考えると最初から冷静に判断したほうがいい。
3. 追加費用の有無を洗い出す
キャンペーン価格に含まれていないコストが意外と多い。代表的なものを挙げる。
- 麻酔代:1回2,000〜3,000円。ヒゲ脱毛は痛みが強い部位なので、使う人が多い。6回コースなら追加で最大18,000円。
- シェービング代:剃り残しがあると1部位500〜1,000円。毎回かかる可能性もある。
- キャンセル料:前日・当日キャンセルで1回分消化扱いになるクリニックもある。
- アフターケア用品:施術後の保湿ジェルやクリーム。無料提供のところと、別途購入が必要なところがある。
これらを含めたトータルコストで比較しないと、「安いと思って契約したのに結局高くついた」という事態になりかねない。
4. 通いやすさは価格以上に重要
脱毛は1回で終わるものではない。ヒゲ脱毛なら最低6回、全身なら8〜12回は通う必要がある。つまり半年から1年以上、定期的にクリニックに足を運ぶことになる。
自宅や職場から片道1時間かかるクリニックと、片道15分のクリニックでは、通い続けるハードルがまったく違う。料金が5,000円安いからといって遠いクリニックを選んだ結果、面倒になって途中で行かなくなるのは最悪のパターンだ。交通費と移動時間を加味した「実質コスト」で考えるクセをつけてほしい。
2026年春は始め時だが、焦る必要はない
メンズ脱毛のキャンペーンが最も充実するのは、春(3〜5月)と秋(9〜11月)の年2回。2026年4月は各社が夏に向けた需要を見込んで積極的な割引を打ち出しているタイミングなので、始めるには好条件が揃っている。
ただ、「今月中に契約しないと損する」というほどの切迫感は不要だ。来月になっても似たような割引は出てくる。大事なのは、焦って契約することではなく、自分に合ったクリニック・サロンを見極めた上で、キャンペーンを賢く活用すること。
この記事の比較表をベースに2〜3社のカウンセリングを受けて、価格・立地・雰囲気・スタッフの対応を実際に体感してから判断しても遅くはない。僕自身、3社のカウンセリングを回って最終的に決めるまで2週間かかったが、納得して契約できたので後悔はしていない。
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