去年の8月、会社の仲間と湘南の海に行った。ラッシュガードを脱いだ瞬間、後輩が一瞬目をそらしたのを僕は見逃さなかった。帰りの車の中で別の友人から「いや、胸毛けっこうワイルドだね」と笑われたのがダメ押しだった。
それまで40年近く体毛なんて気にしたことがなかった。でも一度意識してしまうと、半袖のTシャツすら着るのが億劫になる。翌週にはクリニックの無料カウンセリングを予約していた。あの行動力だけは自分を褒めてやりたい。
この記事では、僕自身が2025年4月から脱毛を始めて夏本番に間に合わせた体験をもとに、2026年4月時点の最新情報もふまえて「いつから始めれば夏に間に合うのか」を具体的に解説する。
6月スタートでは遅い、3つの明確な理由
「夏に向けて脱毛したい」と思い立って、6月や7月にクリニックへ駆け込む人は少なくない。でも正直、それでは間に合わない。理由を3つ整理しておく。
1つ目:脱毛は1回で終わらない
毛には成長期・退行期・休止期という3つのフェーズがある。レーザーが反応するのは成長期の毛だけで、全体の約20%しかこのフェーズにいない。だから1回の照射で処理できるのは全体の5分の1程度。最低でも5〜8回の施術が必要になる。
2つ目:施術の間隔は詰められない
医療脱毛の場合、施術から次の施術まで6〜8週間空ける必要がある。仮に5回通うとして、最短でも約6ヶ月かかる計算だ。6月スタートだと完了は12月。夏どころか冬になってしまう。
3つ目:予約が取れなくなる
これが意外と盲点。僕が去年4月に予約したときは第一希望の日程ですんなり取れた。ところが6月に追加の予約を入れようとしたら、最短で2週間後の平日夜しか空いていなかった。駆け込み需要で土日の枠は1ヶ月先まで埋まっていたのを覚えている。
つまり4月がギリギリのラインであり、本音を言えば2〜3月に始めておくのがベストだった。
開始月別|夏にどこまで間に合うかのシミュレーション
2026年の夏本番を7月下旬〜8月と設定して、開始月ごとに何回照射できるかを整理してみた。施術間隔は6週間で計算している。
| 開始月 | 8月までの照射回数 | 期待できる減毛率 | 夏の過ごしやすさ |
|---|---|---|---|
| 1月 | 5回 | 60〜70% | かなり快適。自己処理ほぼ不要 |
| 2月 | 4〜5回 | 50〜65% | 十分実感あり。薄着に自信が持てる |
| 3月 | 3〜4回 | 40〜55% | 明らかに毛量が減っている実感 |
| 4月 | 3回 | 35〜50% | 見た目に変化あり。短パンOK |
| 5月 | 2回 | 20〜30% | 効果は出始めるが物足りない |
| 6月 | 1回 | 10〜15% | ほぼ変化なし。来夏に期待 |
4月スタートで3回照射できれば、腕や脚は「あ、けっこう減ったな」と実感できるレベルにはなる。僕がまさにこのパターンで、3回目を終えた7月中旬には半袖を躊躇なく着られるようになっていた。
部位別|夏までに必要な回数とリアルな到達点
ヒゲ脱毛:完璧は無理だが「楽になる」は十分可能
ヒゲの完全脱毛には8〜12回が必要で、期間にすると1年〜1年半。4月スタートで夏までに完了させるのは物理的に不可能だ。
ただし3〜4回で「明らかに薄くなった」と感じるのがヒゲ脱毛の特徴でもある。僕は4月に始めて夏までに3回照射したが、毎朝のヒゲ剃りが2日に1回で済むようになった。朝の5分が浮くのは地味にありがたかった。
完璧を目指すより「この夏をまず楽に過ごす」くらいの目標設定が現実的だと思う。
腕・脚:夏に一番効果を実感できる部位
必要回数は5〜6回。4月スタートなら8月までに3回は照射できる。腕・脚は比較的効果が出やすく、3回目の時点で毛量が半分近くまで減るケースが多い。
僕の場合、腕は2回目で「あれ、生えてくるスピードが遅くなった」と気づき、3回目の後はほとんど自己処理をしなくなった。夏の半袖やハーフパンツで腕や脛が見えても気にならなくなったのは、控えめに言って最高だった。
胸・腹:海やプールで堂々としたいなら最優先
必要回数は6〜8回。僕が一番コンプレックスを感じていた部位だ。
2回目の照射後から毛の密度が目に見えて下がり始め、3回目以降は「あ、これなら人前で脱いでも大丈夫だ」という感覚になった。去年の夏、同じメンバーで海に行ったとき、誰も僕の体毛に触れなかった。それだけで十分だった。
胸や腹は面積が広い分、施術時間も1回30〜40分かかる。ただ痛みは腕や脚と大差なく、輪ゴムで軽く弾かれる程度。ここは心配しなくていい。
VIO:夏の蒸れ対策としても優秀
必要回数は8〜10回で、全部位の中で最も痛みが強い。正直、最初の照射では声が出た。
ただ、やってみると清潔感のレベルが段違いに上がる。夏場の蒸れやかゆみが激減したのは想定外のメリットだった。見た目の問題だけでなく、衛生面でのQOL向上は男性こそ恩恵が大きいと感じている。
4月スタートで夏までに2〜3回。完了はしないが、毛量が減り始めて蒸れが軽くなる程度の効果は期待できる。
日焼けで施術延期――僕の痛すぎる失敗
脱毛期間中に一番気をつけるべきは紫外線だ。レーザーはメラニン色素に反応する仕組みだから、肌が日焼けしていると火傷のリスクが跳ね上がる。クリニックによっては施術自体を断られることもある。
僕はまさにこれでやらかした。去年の5月、GWにバーベキューで半日外にいただけなのに、腕がしっかり焼けてしまった。次の予約は6月上旬だったが、カウンセリングで「この状態では照射できません」と言われ、1ヶ月延期。結果として夏までに予定していた4回目の照射が3回に減った。
たった半日の油断で1回分の施術がパーになる。これは本当にもったいない。
紫外線対策の具体的なやり方
日焼け止めはSPF30以上・PA+++を毎日塗ること。「曇りだから大丈夫」は嘘で、紫外線の約80%は雲を通過する。僕は洗面所に日焼け止めを置いて、歯を磨いたあとにセットで塗る習慣をつけた。
腕の脱毛中ならアームカバーも有効。見た目はアレだが、施術を1回飛ばされるよりマシだ。4月〜9月の半年間は「日焼けは敵」と割り切るしかない。
春キャンペーンの賢い使い方――安さだけで選ぶと後悔する
冬から春にかけては、多くのクリニックが夏前の集客を狙ってキャンペーンを打つ時期でもある。
2026年4月時点の主要クリニック5院を調べたところ、全身脱毛で通常価格から15〜30%オフのプランが出ていた。僕が通っているクリニックでも4月限定で5回コースが6万円引き。通常29.8万円が23.8万円になっていたから、1回あたり約4.76万円の計算になる。
ただし「安いから」だけで選ぶのは危険だ。現場を見てきた感覚として、チェックすべきポイントは以下の3つ。
- 使用している脱毛機の種類:ジェントルマックスProやメディオスターなど、機種によって得意な毛質が異なる
- 医師の常駐体制:照射は看護師が行うケースが多いが、トラブル時にすぐ医師が対応できるかは重要
- アフターケアの充実度:炎症止めの軟膏を無料で処方してくれるか、施術後の肌トラブルに対応してくれるか
カウンセリングは無料のクリニックがほとんどだから、最低でも2〜3院は回ってから決めてほしい。僕は3院回って、結局2番目に安いクリニックを選んだ。理由は看護師の説明が一番丁寧で、機器のスペックも納得できたから。最安のところは説明が雑で「とりあえず契約してください」感が強く、信用できなかった。
痛みのリアル――部位ごとに天と地の差がある
「脱毛って痛いんでしょ?」は男友達から100%聞かれる質問だ。
率直に答えると、部位によって体感がまるで違う。
| 部位 | 痛みレベル(10段階) | 体感の表現 | 麻酔の必要性 |
|---|---|---|---|
| 腕 | 2〜3 | 輪ゴムで軽く弾かれる程度 | なくても余裕 |
| 脚 | 2〜3 | 腕とほぼ同じ | なくても余裕 |
| 胸・腹 | 3〜4 | やや熱い感覚が加わる | なくても耐えられる |
| ワキ | 4〜5 | チクっとした痛みが連続 | 不安なら使ってもいい |
| ヒゲ(頬) | 5〜6 | 我慢できるが地味に痛い | あったほうが楽 |
| ヒゲ(鼻下) | 8〜9 | 涙が出そうになる | 強く推奨 |
| VIO | 7〜9 | 声が出るレベル | ほぼ必須 |
多くのクリニックでは麻酔クリームを用意しており、追加料金は1回1,000〜3,000円程度。痛みが不安な人は初回から遠慮なく使うべきだ。僕はヒゲの鼻下だけ毎回麻酔を使っていて、それ以外は素で耐えていた。
ちなみに回数を重ねると毛が減って痛みも和らぐ。最初の2〜3回を乗り越えれば後半はかなり楽になるから、初回の痛みだけで判断しないでほしい。
実際のスケジュール公開――僕の2025年4月〜8月
参考までに、僕が実際に通ったスケジュールを公開する。
- 4月12日:初回照射(ヒゲ・胸・腕)。所要時間は全部で約90分。施術後は顔がヒリヒリして、帰りにコンビニで保冷剤を買った
- 5月24日:2回目。初回から6週間後。ヒゲは明確に生えるスピードが遅くなっていた。胸毛も心なしか薄くなった気がした
- 7月5日:3回目。初回から約12週間。この時点で腕の毛はかなり減っており、自己処理の頻度が週1以下に
- 7月下旬:海に行っても気にならないレベルに到達。完璧ではないが「人前で脱げる」という安心感は大きかった
3回でこの変化だから、5回・6回と重ねればさらに仕上がる。去年の僕は「もっと早く始めればよかった」と心底思ったし、今この記事を読んでいる人には同じ後悔をしてほしくない。
まとめ:4月の行動が夏の自信を決める
メンズ脱毛を夏に間に合わせるなら、2026年4月がほぼラストチャンスだ。完璧な仕上がりには1年以上かかるが、3回の照射で「明らかに変わった」と実感できるのがこの施術の良いところでもある。
まずは無料カウンセリングを予約すること。自分の毛質や肌質に合ったプランを相談するだけなら30分もかからない。予約はスマホから2分で完了する。
去年の僕は海で恥ずかしい思いをして、翌週にはカウンセリングを予約していた。あの判断は間違いなく正解だった。今年の夏、堂々とTシャツ1枚で過ごせる自分を手に入れるかどうかは、今週中に予約ボタンを押すかどうかにかかっている。
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